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MCFANの3つの指標と動脈硬化危険因子との関連について

MCFANの3つの指標と動脈硬化危険因子との関連について

高感度CRPと白血球分画、経年変化を含めた検討

緒言

血液の流動性は、動脈硬化性疾患においては血栓形成に大きく関与していると考えられ、それを比較的簡便に評価できるmicro channel array flow analyzer (MCFAN)は有用な検査であると思われる、この装置は、体外において微小血管を模倣したmicro channel に血液を流し、その通過速度を測定するものであることから、生理的な血液流動性を直接評価しているものと思われる。しかし、このMCFANで計測している血液流動性には、赤血球の多少や血清タンパク量による純粋な血液の粘性が中心となる初期相と、その後に活性化された白血球の粘着や血小板の凝集を介して、micro channelが狭小化し閉塞に至って血液の流動性が低下する後期相の二相性が存在すると考えられる。

たとえば、クエン酸添加でこの装置を使用した場合、血液凝集塊は出来づらく、流動性は10μLの少量時から100μLまで流しきった時点までも、流した血液量と血液通過時間はほぼ比例関係にあり、直線としてプロットできる。一方、ヘパリン添加採血の体験をこの装置に供した場合、検体によっては血液凝集塊の形成によって100μL時の流動性が著しく遅延し、血液通過時間が直線とならない症例を良く経験する。

生体にとって重要な情報を得るためには、どちらの抗凝固剤を用いるべきかまだ結論は出てないが、より生体でおきている減少に近いと思われるヘパリン加採血を我々は採用し、特にこの100μL時の流動性が遅延する症例を評価するために、遅延率という新しい始業を提唱してきた。

また、近年、動脈硬化の危険因子に関しては高感度CRPが注目されており、動脈硬化も炎症反応の一つと考えられ始めている事から、この高感度CRPと免疫反応を担っている白血球にも着目し、これらの指標と流動性の関連も検討した。そして、この3つの指標の1年間の経年変化について、他の動脈硬化危険因子の経年変化との比較検討を行った。

 

 

MC 103

2013年 国際モダンホスピタルショウ2013 出展社 プレゼンテーションセミナー

加藤 公則 先生

新潟県労働衛生医学協会

プロフィール

新潟大学医学部卒業
新潟大学医学部第一内科入局
新潟大学医学博士の学位を取得
カナダ、マニトバ大学セント・ボニフェス病院付属心血管研究所留学
The Heart and Stroke Scientific Research Corporation of Canada Research Fellowship in 1995
新潟大学医歯学総合病院第一内科助
日本内科学会専門医
日本循環器学会専門医
日本医師会認定産業医
日本医師会認定スポーツ医
新潟県労働衛生医学協会に就職し、現在に至る

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